コードチェンジのたびに、左手の指が全部浮く。
次のコードを探している間に止まってしまう。
この状態は、指が遅いから起きるわけではない。
多くの場合は、毎回すべての指を離して、次のコードを一から作ろうとしていることが原因だ。
この記事では、コードチェンジで指がバタバタしやすい人へ向けて、残す指を使う基本と練習方法を解説する。
※動画でも解説しています
コードチェンジで指がバタバタする本当の原因
○コードチェンジが遅い人は、今のコードを一度きれいに離してから、次のコードを探していることが多い。
たとえばCコードからAmコードへ移る時。
Cコードでは、人差し指が2弦1フレット、中指が4弦2フレットにある。
Amコードでも、この2本の指は同じ場所に残せる。
変える必要があるのは、薬指だけだ。
それでも毎回3本とも離してしまうと、左手は次の形を探す時間が必要になる。
これが、指がバタバタする大きな原因だ。
残す指とは何か
残す指とは、次のコードでも同じ弦・同じフレットに置いておける指のことだ。

全部のコードチェンジに残す指があるわけではない。
ただ、残せる指がある時にそれを使うだけで、コードチェンジはかなり安定する。
特に初心者は、指を速く動かそうとしがちだ。
でも本当に必要なのは、速く動かすことではない。
不要な動きを減らすことだ。
残す指があると、左手の位置がズレにくい。
次のコードを押さえる基準も作りやすくなる。
CからAmは残す指を覚える練習に向いている
CからAmは、残す指の感覚を覚えるのに向いている。
Cコードでは、こう押さえる。
- 2弦1フレットを人差し指
- 4弦2フレットを中指
- 5弦3フレットを薬指
Amコードでは、人差し指と中指はそのまま残せる。
薬指だけを5弦3フレットから3弦2フレットへ移動させればいい。
最初は、コードを鳴らさなくてもいい。
- Cを押さえる。
- 人差し指と中指を残す。
- 薬指だけAmの位置へ動かす。
- またCに戻る。
この動きをゆっくり繰り返す。
指がバラバラに動かず、必要な指だけが動く感覚を作ることが目的だ。
コードチェンジでは、次の形を先に決める
指がバタバタする人は、コードを変える瞬間に次の形を考えていることが多い。
それでは遅れる。
コードを弾いている時点で、次にどの指をどこへ置くかを決めておく必要がある。
たとえばCからAmなら、最後の拍を弾いている時には、薬指を3弦2フレットへ移す準備を始める。
コードチェンジは、拍と拍の間で急いで行うものではない。
次のコードへ向かう準備を、前のコードを弾いている間に始めるものだ。
指を高く上げすぎない
コードチェンジが遅い人は、指が弦から大きく離れていることも多い。
指を高く上げるほど、次の場所に戻るまで時間がかかる。
コードを離す時は、指を完全に手のひら側へ引かなくていい。
弦のすぐ近くで、少しだけ浮かせる。
- 最初は押さえる力を抜く。
- 次に必要な指だけを動かす。
- 最後に次のコードを押さえる。
この距離が短くなるだけでも、コードチェンジは変わる。
残す指を使った練習方法
最初はストロークを入れず、左手だけで練習する。
- Cを押さえる。
- Amへ移る。
- Cへ戻る。
これを10回繰り返す。
できたら、4拍ずつコードを鳴らす。
Cを4拍。
Amを4拍。
またCを4拍。
右手を止めずに続ける。
ここで大切なのは、コードを完璧に鳴らすことではない。
残す指を残したまま、右手のリズムを止めないことだ。
残す指がないコードチェンジはどうするか
すべてのコードチェンジで、指を残せるわけではない。
CからGのように、押さえる場所が大きく変わるコードもある。
その場合は、残す指を無理に探さなくていい。
代わりに、次のコードの形を空中で作る。
指を一本ずつ動かすのではなく、できるだけ形を作ったまま移動する。
これも、指がバタバタしないために重要だ。
残す指を使う。
残せない時は、次のコードの形を作って移動する。
この二つを使い分けると、コードチェンジはかなり整理される。
自己流でコードチェンジを直しにくい人へ
○コードチェンジは、ただ何回も繰り返せば速くなるわけではない。
- どの指を残せるか。
- どの指だけを動かすか。
- 右手がどこで止まっているか。
ここを見ながら練習する必要がある。
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まとめ
コードチェンジで指がバタバタする時は、指の速さを鍛える前に、動かし方を見直す。
- 残せる指は残す。
- 動かす指を減らす。
- 次のコードの形を先に決める。
- 指を高く上げすぎない。
この基本ができると、左手は少しずつ安定していく。
まずはCからAmだけでもいい。
必要な指だけを動かす練習から始めよう。
順番通りに練習したい方へ
ギターに向いてないのだろうか?それは初心者のうちは本当によく思うことだ。(正直結構しんどい…笑)
○でも、そこで「自分には向いていない」と思わなくて大丈夫だ。
指の動きは、正しい順番で見直せば少しずつ変わってく。
大事なのは、がむしゃらに練習することではなく、今どこで止まっているのかを知ることなのだと思います。
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コードチェンジは、いきなり完璧にできなくて大丈夫です。
少しずつ、指の動きが整理されていけば、ギターはもっと弾きやすくなります。
焦らず、一緒に進めていきましょう。
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