では始めよう。
コードチェンジのたびに、次のコードを探してしまう。
○Cを弾いたあと、Gに行きたい。
でも、指がどこへ行けばいいのか一瞬わからなくなる。
- その一瞬で、右手が止まる。
- リズムが崩れる。
- 曲の流れも止まってしまう。
ギター初心者にとって、これはかなり多い悩みだ。
しかし、次のコードを探してしまうのは、指が遅いからではない。
多くの場合、次のコードへ向かう準備ができていないだけなのだ。
この記事では、コードチェンジで次のコードを探してしまう原因と、指が迷わなくなる練習方法を解説する。
※コードチェンジのコツをもっと知りたい方はこちら

結論:コードチェンジは「押さえる前の準備」で決まる

コードチェンジで止まる人は、次のコードになってから指を動かそうとしている。
しかし、それでは遅い。
○コードチェンジは、今のコードを弾いている間に、すでに次のコードの準備が始まっているのだ。
大事なのは、次の3つである。
・次のコードを先に見る
・最初に置く指を決める
・指の移動ルートを覚える
コードチェンジは、ただ反射で動かすものではなく
次にどこへ向かうかを、先に決めておく技術なのだ。
コードチェンジで次のコードを探してしまう原因
原因1:コードを単体で覚えている
初心者のうちは、CはC、GはG、DはDというように、コードをひとつずつ覚える。
最初はそれでいい。
ただ、曲の中で大事なのは、コード単体ではなく、コードとコードのつながりだ。
- Cを押さえられる。
- Gも押さえられる。
それでも、CからGに変える時に止まることがある。
これは、CとGを別々に覚えているからなのだ
コードチェンジでは↓
「Cの形から、Gへどう移動するか」
まで覚える必要がある。
コードは単体で覚えるだけでは足りない。
つながりで覚えることで、指は迷いにくくなるのだ。
原因2:最初に置く指が決まっていない
次のコードで指が迷う大きな原因は、最初に置く指が決まっていないことだ。
たとえばGコードに変える時、どの指から置くのか。
Dコードに変える時、どの指を目印にするのか。
○これが決まっていないと、全部の指が同時に迷う。
「コードチェンジ」では、すべての指を一気に置こうとしなくていい。
まずは、最初の1本を決める。
この1本が決まると、他の指も自然についてくる。
指が迷う人は、指が遅いのではない。
最初に向かう場所が決まっていないのだ。
原因3:次のコードを見るタイミングが遅い
○コードチェンジで止まる人は、今のコードを弾き終わってから次のコードを見ている。
しかし、曲の中ではそれだと間に合わないだろう。
次のコードは、変わる直前ではなく、少し前から意識しておく必要がある。
○たとえば、Cを4拍弾いて次にGへ行くなら、4拍目の終わりで初めてGを考えるのでは遅い。
3拍目あたりから「次はGだ」
と軽く準備しておく。
この準備があるだけで、コードチェンジはかなり変わる。
原因4:指の移動ルートを覚えていない
○コードチェンジでは、指がどこを通って次のコードへ行くのかが大事だ。
ただ次のコードの形だけを覚えていても、移動ルートが分かっていなければ迷いやすい。
たとえば、CからGへ行く時。
○指を全部浮かせて、空中でGの形を探すと時間がかかる。でも、どの指がどこへ向かうのかを決めておけば、動きは小さくなる。
コードチェンジは、目的地だけでなく、そこまでの道順を覚える練習でもあるのだ。
指が迷わなくなる練習方法
STEP1:2つのコードだけで練習する
まずは、2つのコードだけで練習する。
いきなり曲全体で練習しなくていい。
おすすめは、
C → G
または、
G → D
だ。
○この2つは初心者がつまずきやすいコードチェンジであり、練習する価値が高い。
まずは曲から切り離して、2つのコードだけをゆっくり確認する。
それだけで、指の迷いは見えやすくなる。
STEP2:最初に置く指を決める

次に、次のコードで最初に置く指を決める。
たとえばGに変えるなら、「まずこの指をここへ置く」
と決めておく。
全部の指を同時に置く必要はない。
最初の1本が決まれば、コードチェンジの入口ができる。
・入口がないまま動くから迷う。
・入口を作れば、指は進みやすくなるのだ。
STEP3:音を鳴らさずに移動だけ練習する

次は、音を鳴らさずに左手だけ動かす。
- Cを押さえる。
- Gに変える。
- またCに戻る。
この動きを、音を鳴らさずに繰り返す。
ここで見るのは、音のきれいさではない。
・指がどこへ向かっているか
・どの指が迷っているか
・指が大きく浮いていないか
この3つを見る。
コードチェンジは、音を鳴らす前に動きを整えると上達しやすい。
STEP4:右手を1回だけつける
○左手の動きが分かってきたら、右手をつける。
最初は1コードにつき、ダウンストローク1回でいい。
- Cを弾く。
- Gに変える。
- Gを弾く。
- Cに戻る。
ここで大事なのは、速さではない。
指が迷わずに次のコードへ向かえるか。
これだけを見る。
右手をつけると急に焦りやすい。
だからこそ、最初は1回だけで十分なのだ。
STEP5:4拍でゆっくり練習する
○最後に、1コード4拍で練習する。
- Cを4拍。
- Gを4拍。
この時、3拍目あたりから次のコードを意識する。
「次はG」
「次はC」
と、少し早めに準備する。
○コードチェンジは、変わる瞬間だけで決まるのではない。変わる前の準備で決まるのだ。
よくある間違い
曲全体を何度も弾いてしまう
○曲の中で止まるからといって、曲全体を何度も弾くだけでは改善しにくい。
止まる原因は、だいたい特定のコードチェンジにある。
- CからGで止まるなら、CからGだけを取り出す。
- GからDで止まるなら、GからDだけを取り出す。
苦手な部分だけを練習する方が、上達は早い。
曲全体を弾く練習と、コードチェンジを直す練習は分けるべきなのだ。
形だけを覚えようとする
○コードの形を覚えることは大切だ。
しかし、形だけを覚えても曲の中では止まりやすい。
大事なのは「今のコードから次のコードへどう移動するか」である。
- Cの形。
- Gの形。
この2つを覚えるだけでは足りない。
CからGへ移動する道順まで覚える。
ここまでできて、コードチェンジは使えるようになる。
速く練習しすぎる
○指が迷っている状態で速く練習すると、迷うクセがそのまま固まる。
まずはゆっくりでいい。
ゆっくりでも迷わず動けるようになってから、テンポを上げる。
コードチェンジは、速くする前に迷いを減らす。
これが大事なのだ。
まとめ:指が迷う時は、次のコードを先に決める
コードチェンジで次のコードを探してしまう原因は、指が遅いことだけではない。
多くの場合
・コードを単体で覚えている
・最初に置く指が決まっていない
・次のコードを見るタイミングが遅い
・指の移動ルートを覚えていない
このあたりが原因だ。
コードチェンジで大事なのは、次のコードになってから考えることではない。
今のコードを弾いている間に、次のコードを準備することなのだ。
まずは2つのコードだけでいい。
最初に置く指を決めて、ゆっくり移動する練習をしてみよう。
指が迷わなくなると、コードチェンジはかなり安定する。
順番通りに練習したい方へ
コードチェンジで指を全部離してしまうのは、初心者のうちは本当によくあることだ。
○でも、そこで「自分には向いていない」と思わなくて大丈夫だ。
指の動きは、正しい順番で見直せば少しずつ変わってく。
大事なのは、がむしゃらに練習することではなく、今どこで止まっているのかを知ることなのだと思います。
私のYouTubeでは、ギター初心者の方が途中で迷ったり、やめてしまわないように、コードチェンジやストロークのコツをできるだけ分かりやすく解説しています。
▶ Toshikiギターチャンネル
- 「自分の手元だと、どこが原因なのか分からない」
- 「一人で練習していると、直し方が合っているか不安」
という方には、Zoomギターレッスンもおすすめです。
手元の動きやコードチェンジのクセを一緒に確認しながら、今の状態に合わせて練習方法をお伝えします。
▶ Zoomギターレッスン
【https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe67A1ek2J9uW0newvQmB7unW7Ic4nsUF5WtOdXx5upr_7SIw/viewform?usp=header】
コードチェンジは、いきなり完璧にできなくて大丈夫です。
少しずつ、指の動きが整理されていけば、ギターはもっと弾きやすくなります。
焦らず、一緒に進めていきましょう。


コメント