○ギターを練習していると、左手より先に肩や腰が疲れることがある。
コードを押さえると手首が苦しい。
右手を振ると肩に力が入る。
少し弾いただけなのに、姿勢を保てなくなる。
こうした悩みは、練習不足だけが原因ではない。
ギターを弾く姿勢が崩れている可能性が高いのだ。
ギターは、無理な姿勢でも一応音を出せる。
だからこそ、間違った構え方に気づかないまま練習を続けてしまう。
この記事では、ギター初心者が最初に整えるべき姿勢を5つのステップで解説する。
最後まで読むと、どこにギターを置き、ネックをどの角度にし、両手をどう動かせばいいのかが一通り分かるだろう。
※姿勢をよくするには必須アイテム

※動画で見るとわかりやすい
結論:正しい姿勢とは、長く弾いても力まない姿勢である
○ギターの姿勢に、全員共通の完璧な形があるわけではない。
- 体格も違う。
- 腕の長さも違う。
- 使っているギターの大きさも違う。
だから、見本とまったく同じ角度にする必要はないのだ。
大切なのは、次の3つである。
- 肩が上がらない
- 左手首を曲げすぎない
- ギターを手で支えなくても安定する
この3つが整っていれば、かなり弾きやすい姿勢だと思う。
○反対に、ギターを落とさないように両腕で押さえ込んでいるなら、姿勢から見直すべきだろう。

STEP1:椅子に深く座りすぎない
まずは、座り方から整える。
背もたれに完全にもたれた状態では、ギターを体の前に置きにくい。
その結果、背中を丸めたり、首だけ前に出したりしやすくなる。
椅子には、やや浅めに座る
足の裏が床につき、体が前後にグラつかない位置がいい。
ただし、浅く座りすぎて腰へ力を入れる必要はない。
背中を無理に真っすぐ伸ばすのではなく、上半身を自然に起こす程度で十分である。
確認すること
椅子に座ったら、一度ギターを持たずに両腕を脱力する。
その状態で肩が上がっていなければ、座り方は大きく崩れていない。
まずは、ギターを持つ前の姿勢を整えるのだ。
STEP2:ギターを体へ押しつけすぎない

初心者は、ギターが落ちないように強く抱え込みやすい。
- 右腕でボディを押さえる。
- 胸へ強く引き寄せる。
- 左手でもネックを支える。
これでは、両手が自由に動かなくなる。
ギターは、腕の力だけで固定するものではない。
脚と体で軽く支え、右腕は自然にボディへ乗せるくらいでいい。
手を少し離してもギターが大きく動かない位置を探すべきなのだ。
よくある間違い
ギターを安定させようとして、右肩を上げてしまう人は多い。
右肩が上がると、ストロークの動きが小さくなり、腕も疲れやすい。
肩を下げたまま右腕を置ける位置まで、ギターの高さを調整するといいだろう。
STEP3:指板を見るためにギターを倒しすぎない
コードを押さえる時、指板を見たくなるのは当然だ。
特に初心者のうちは、左手を確認しながら練習することが多いだろう。
だが、指板を見るためにギターを自分側へ大きく倒すと、左手首が苦しくなる。
ギターの表面が上を向くほど、ネックの裏側へ手を回しにくくなるのだ。
指板を見たい時は、ギター本体を大きく寝かせない。
目線を少し下げる。
必要なら上半身をわずかに前へ動かす。
それでも見えにくい時だけ、ギターをほんの少し傾ければいい。
見やすさだけを優先すると、押さえにくい姿勢になる。
弾きやすさとのバランスを探すことが大切である。
STEP4:ネックを少し上げて左手首を楽にする
ネックが下がりすぎると、左手は遠くなる。
左手が遠くなると、手首を曲げて指板へ近づけようとする。
この姿勢では、コードを押さえるたびに手首や親指へ力が入りやすい。
ネックは、地面と完全に平行でなくていい。
ヘッド側を少し上げ、左手が自然に届く角度にする。
左手でネックを持ち上げ続けるのではない。
ギター全体の位置を調整して、結果としてネックが少し上がっている状態を作るのだ。
確認すること
CコードやGコードを押さえた時に、左手首が極端に折れていないかを見る。
少し曲がるのは普通である。
だが、手首の内側が強く縮まり、長く保てないなら角度が低すぎる可能性があるだろう。
STEP5:フットレストでギターの高さを調整する

○ここまで整えてもギターが低く感じるなら、椅子や脚の高さが体に合っていない可能性がある。
特に
- ギターが滑る
- ネックが下がる
- 右肩が上がる
- 左手首が苦しい
- 前かがみになる
こうした状態なら、フットレストが役に立つ。
フットレストは、片足を少し高くして、ギターを置く位置を調整する道具である。
脚が上がることでギター全体の位置も上がり、ネックの角度を作りやすくなる。
その結果、ギターを抱え込む力が減り、両手を動かしやすくなるのだ。
ただし、高ければ高いほど良いわけではない。
足を上げすぎると、骨盤が傾き、腰や股関節へ負担がかかることもある。
最初は一番低い位置から試す。
そこから少しずつ高さを変え、肩と手首が最も楽な場所を探すのがいいだろう。
私自身、フットレストを使うことでギターの位置を決めやすくなった。
特に長く練習する人ほど、足元の高さ調整は軽視しない方がいいと思う。
▶ 使用しているギターフットレスト
正しい姿勢を確認する5項目
ギターを構えたら、次の5つを確認してほしい。
- 両足が安定している
- 背中を丸めすぎていない
- 右肩が上がっていない
- 左手首を強く曲げていない
- 手を離してもギターが大きく動かない
この中で複数当てはまらないなら、姿勢を少し調整した方がいい。
正しい姿勢とは、見た目がきれいな姿勢だけではない。
コードを押さえやすく、右手を振りやすく、長く弾いても苦しくない姿勢である。
姿勢が崩れたまま練習するデメリット
姿勢は、直接音と関係がないように見える。
だが、実際には演奏全体へ影響する。
肩に力が入れば、右手のストロークは硬くなる。
左手首が苦しければ、コードチェンジは遅くなる。
ギターが不安定なら、両手で本体を支えようとする。
つまり、姿勢の崩れは技術の練習を邪魔するのだ。
コードが押さえにくい時、必ずしも指の力だけが原因ではない。
ギターの位置やネックの角度を見直すだけで、急に押さえやすくなることもあるだろう。
まとめ:ギターは弾く前の姿勢で変わる
ギターを弾く時の姿勢は、次の5ステップで整えればいい。
- 椅子に深く座りすぎない
- ギターを体へ押しつけすぎない
- 指板を見るために倒しすぎない
- ネックを少し上げる
- フットレストで高さを調整する
初心者のうちは、指を動かす練習ばかりに目が向きやすい。
だが、体が苦しい状態では、正しい動きも身につきにくいのではないだろうか。
まずは椅子へ座り、ギターを構えた時の肩と手首を見る。
無理なく両手を動かせる位置を見つけることが、上達への土台になるのだ。
順番通りにギターを練習したい方へ
ギターは、コードやストロークを覚える前に、構え方を整えておくと練習しやすくなる。
姿勢が安定すれば、左手も右手も動かしやすくなり、余計な力も入りにくい。
私のYouTubeでは、ギター初心者の方に向けて、ギターの持ち方、コードの押さえ方、コードチェンジ、ストロークの基本を分かりやすく解説している。
▶ Toshikiギターチャンネル
また、
「自分の姿勢が合っているか分からない」
「コードを押さえると手首や肩が疲れる」
「手元を見ながら構え方を直してほしい」
という方には、Zoomギターレッスンもおすすめだ。
▶ Zoomギターレッスン
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姿勢は、自分では意外と気づきにくい。
弾きにくさを我慢する前に、一度ギターの位置から整えてみてほしい。


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